
まさかのSteamで販売開始された話題の『Big Rigs: Over the Road Racing』が気になって見に行ったんだけど、レビューを読んでいると「Internet Archiveにあるぜ!」と書いてあったので(制作会社が解散していて、権利的にいいのか悪いのかよく分からないけれど)そっちから落として遊んでみた。

2003年発売のこのPCゲームはメタスコア8点とか0点すら付けられないなどとボロカスに言われた
史上最低のビデオゲーム
として知れ渡っている逸品だそうです。クソゲー・オブ・クソゲー。
そう聞くと気になりますよね?w

まぁ、2003年なのでグラフィックはこんなもんでしょう。
では何がクソなのか?
まず、タイトル画面のBGMや走行音など一切の音が無い!
トラックのレースなのに敵車が一切動かない→絶対勝つ。
操作はキーボードの矢印キーのみ。キーコンフィグ無し。
グラフィックス設定を変えられるが設定を保存しないので起動するたびデフォルトに戻る。
フォトショップのスプレーブラシで丸を描いたようなテールランプが適当。
左上のTIMEがはみ出している。PNTに至っては機能していない。

オブジェクトに当たり判定が無く家だろうがガードレールだろうが橋だろうがすり抜ける。
更に5コースある内の2コースは選択するとゲームごと落ちる。
160マイルまでメーターがあるのに最高速は80マイル止まり。
4車種あるが性能は同じ。

物理の法則に反する挙動。(↑垂直の山肌に静止している。)
平地でも一切路面からタイヤが離れない鬼グリップ?鬼ダウンフォース?
タイム下の緑と赤のバーは緑になるとチェックポイントを通過した目安なのですが・・・バグりますw
バグるとレースを終えられません。

このゲームいちばんのバカ仕様・・・
無限に加速するバック走行☆
SSの時速1300マイルなんて序の口、1分経たずに光の速さを超えてきます。
ウソでしたw 改めてバックしてみたら1分だと2000マイル(3200キロ)くらいでしt
バックし続けると光速は軽く超えられるのでご安心を。
ちなみに、マップ外普通に走れます。

そして、極めつけの
YOU’RE WINNER !
これは文法が間違っていてYOU’RE THE WINNER !と書かないといけない。
これを見た英語圏のプレイヤーは頭を抱えるほど絶望したらしい。
以来、BIG RIGS=YOU’RE WINNER !となり20年以上語り継がれたそうな。
公式配布されたパッチが同梱されていたので当ててみた。

使えなかったコースが使えるようになり、敵車が走りだし、走行音が出るようになった!!
が、敵車はゴール手前で停止してしまい結局どうやっても負けられないし、当たり判定やバックなどはそのまんま。
それどころか、スタートしたら即ゴールになるバグが発生w
更にハイスコアが記録されるようになったのはいいんだけど・・・

記録が適当過ぎwww
と、まぁそんなゲームでした。
障害物も無くどこでも走れてストレスが無いので案外面白かった♪
実は良い(まともな)ところもあって、ポーズ(F1)がある!バグってもEscで終了してタイトル画面に戻れる!
JoyToKeyで矢印キーをパッドに設定したら快適☆だし、
数時間遊んだけど、もうちょっと遊びたいと思っています。
Steam版はウィッシュリストに入れておきました。
無料DLCで姉妹ゲーム(というかトラックをスポーツカー&バイクに換えて大雑把な当たり判定付けただけ)の『Midnight Race Club: Supercharged!』相当のコンテンツが遊べるらしいけど、挙動やスピードは全く変わらないらしいので当たり判定の分ストレスになりそう。
収録車種にセリカやZっぽいクルマがあるので気になるけれど、地味に値段が高いので90%オフくらいになったら買ってもいいかなw
クソゲーはクソゲーと評価されたバージョンで遊ぶのがいちばんですよ。
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